東北大学災害科学国際研究所災害医学研究部門 災害公衆衛生学分野

スタッフ・メンバー

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栗山 進一
氏名: 栗山 進一
職位: 教授
所属: 災害科学国際研究所 災害医学研究部門 災害公衆衛生学分野
(兼)東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 分子疫学分野
(兼)大学院医学系研究科 環境遺伝医学総合研究センター 分子疫学分野
専門分野: 災害公衆衛生学、分子疫学、ライフコース疫学
所属学会: 日本疫学会、日本公衆衛生学会、日本人類遺伝学会、日本小児神経学会

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最近の論文の概要

「自閉スペクトラム症の患者さんをクラスターに分けたGWAS」に関する論文を公表しました。

☆人工知能の一つである機械学習の手法を活用し、自閉スペクトラム症が多くの異なる原因から構成されている疾患群である可能性があることを世界で初めて発見しました。この成果は、Translational Psychiatry誌に2020年8月17日にオンライン掲載されました。Translational Psychiatry誌はこちらから→
☆自閉スペクトラム症がもつ多くの特徴を変数として機械学習のひとつであるk-meansというアルゴリズムでクラスタリングを行い、「クラスターごとの患者群」対「対象群全員」でゲノムワイド関連解析(GWAS)を行ったところ、「患者群全員」対「対照群全員」といったヘテロの集団を一塊として扱ったGWASではみられなかった多くの有意なSNPがみられました。
☆機械学習を用いて症例をより均質(ホモジーニアス)な集団にクラスタリングすることにより、それぞれの集団の特徴に応じた個人毎のアプローチ、個別化医療が可能となることが期待されます。

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小原 拓
氏名: 小原 拓
職位: 准教授
所属: 東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 分子疫学分野
(兼)大学病院 薬剤部
(兼)大学院医学系研究科 環境遺伝医学総合研究センター 分子疫学分野
専門分野: 薬剤疫学、周産期薬学
所属学会: 日本疫学会、日本薬剤疫学会、日本医薬品情報学会、日本薬学会、日本医療薬学会、日本高血圧学会

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研究内容

妊婦・児の医薬品使用の安全性に関しては、医薬品の開発段階で情報が得られないことや、その評価基盤が非常に限られるため、世界的にも圧倒的に情報が不足しています。特に本邦においてはその評価基盤が皆無に等しかったために、海外の限られたエビデンスに頼らざるを得ないのが現状です。しかしながら、本邦においても複数の母子コホート研究(BOSHI研究、エコチル調査、三世代コホート調査等)の実施や、リアルワールドデータ(レセプトや電子カルテ情報等)を用いた研究の環境整備によって、妊婦・児の医薬品使用の安全性評価に関する薬剤疫学研究が可能となりつつあります。

それらのデータを用いて、以下の研究に取り組んでいます。
・妊婦の医薬品使用と児の離脱症候群・奇形・発育・発達との関連
  Nishigori H, Obara T, et al. Congenit Anom (Kyoto). 2019;59:110-117.
・授乳婦の医薬品使用による母乳を介した児への影響
・小児の発達障害治療薬と循環器疾患発症との関連
  Yoshida M, Obara T, et al. J Atten Disord. 2019. in press.
・小児の適応外使用の安全性評価

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石黒 真美
氏名: 石黒 真美
職位: 講師
所属: 東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 分子疫学分野
(兼)大学院医学系研究科 環境遺伝医学総合研究センター 分子疫学分野
専門分野: 疫学、母子保健
所属学会: 日本疫学会、日本高血圧学会、日本妊娠高血圧学会、日本DOHaD学会、日本医薬品情報学会、医療の質・安全学会、日本公衆衛生学会

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最近の論文の概要

Ishikuro M, Obara T, Metoki H, Ohkubo T, Iwama N, Katagiri M, Nishigori H, Narikawa Y, Yagihashi K, Kikuya M, Yaegashi N, Hoshi K, Suzuki M, Kuriyama S, Imai Y. Parity as a factor affecting the white-coat effect in pregnant women: the BOSHI study. Hypertens Res. 2015;38(11):770-5.

 妊婦さんは医療機関で測定する血圧が家庭で測定する血圧より高い値を示す「白衣効果」を受けやすいことがわかっております。そこで、本研究では妊婦さんにおける白衣効果の要因を検討いたしました。その結果、収縮期血圧では妊娠前期において初産婦さんが経産婦さんよりも白衣効果が大きいことがわかりました。

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大類 真嗣
氏名: 大類 真嗣
職位: 講師
所属: 東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 分子疫学分野
(兼)大学院医学系研究科 環境遺伝医学総合研究センター 分子疫学分野
専門分野: 疫学,災害精神保健,自殺対策,精神保健
所属学会: 日本公衆衛生学会,日本疫学会,日本社会精神医学会,日本精神神経学会,日本自殺予防学会

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野田 あおい
氏名: 野田 あおい
職位: 助教
所属: 東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 分子疫学分野
(兼)大学病院 薬剤部
(兼)大学院医学系研究科 環境遺伝医学総合研究センター 分子疫学分野
専門分野: 薬剤疫学、臨床薬学
所属学会: 日本疫学会、日本薬剤疫学会、日本薬学会、日本医療薬学会、日本公衆衛生学会

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篠田 元気
氏名: 篠田 元気
職位: 助手
所属: 東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 分子疫学分野
専門分野: 臨床検査学、臨床神経学
所属学会: 日本臨床検査医学会、日本臨床神経生理学会

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客員教授・非常勤講師

客員教授 菊谷 昌浩
客員教授 目時 弘仁
非常勤講師 村上 慶子

研究員

研究員 岩間 憲之

研究生・大学院生

大学院生 Mustakim (D4)
大学院生 相澤 美里 (D4)
大学院生 河口 千奏 (D4)
大学院生 森下 啓 (D4)
大学院生 小原 竜 (D3)
大学院生 髙橋 一平 (D3)
大学院生 大瀬戸 恒志 (D3)
大学院生 植松 亜美(D2)
大学院生 Chen Geng (D2)
大学院生 阿部 美有 (D1)